化学物質の濃度について

化学物質の濃度は、容積表示(化学物質の体積/空気の体積)か重量表示(化学物質の重量/空気の体積、μg/m^3)で表します。
 体積表示の場合について説明します。私たちが日常使う%は、100個のボールがあり、1個だけ他のボールとは色が異なるとき、この色の違うボールが含まれる割合を1%と呼びます。化学物質において、【ppm】という単位は、100万個のボールの中に異色のボール一つ、つまり、百万分率(parts per million) を意味し、同様に、【ppb】は、10億分率(parts per billion)、【ppt】は1兆分率(parts per trillion) を意味します。このように、化学物質はその影響を考慮して、低濃度で表されるのが普通です。1 pptは50mのプールに一滴ほどの量と言われています。現実では考えられないほど微量な量が有害物質による空気汚染や環境ホルモンなどを論ずるとき問題になります。

■ 化学物質の濃度単位
     ◆ %   百分率( percent)
     ◆ ppm 百万分率( parts per million)
     ◆ ppb  10億分率( parts per billion)
     ◆ ppt  1兆分率 ( parts per trillion)

ガスの濃度測定は、ガステック社のガス検知管(ホルムアルデヒド用1本200円程度、使い捨て、価格は対象ガスによる)と吸引ポンプ(2万円程度)で簡単にできます。測定対象ガスごとに検知管が準備されています。酒酔い運転検査で使用するのはアルコールに反応する検知管です。ガラス管の中に、吸引ポンプで測定空気を導くと、ガス濃度によりガラス管内の薬品がガスに反応し、濃度により色が変わる範囲がかわり、目盛りで読むことにより濃度がわかります。高校、大学に理化学機器を納入している業者等から購入できます。また、ディジタル表示の半導体センサー方式の測定器(約150,000円程度と高価)、その他、本格的には、液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフによる化学分析を行ないます。この場合は測定環境からガスを採取管に採取し、研究室で分析します。
 
 シックハウスになった方が業者に数点測定してもらったら30万円かかったということも聞いています。公的な試験所でも数点で約7万円程度はかかるようです。早急に、安価に測定できる所を行政が準備していただきたいものです。
 
 
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