建材から発生する有害化学物質 ----- 使用されている建材と人体への影響

 人体への影響はいろいろな研究者等が指摘しているものです。0.08ppmなどは厚生労働省の定める室内濃度指針値(平成13年7月5日)です。この値は、この値以下ならば人体に安全というものです。研究者によってはこの値以下でも人体に影響があると報告している場合もあります。
厚生労働省の指針値は「現状ではこの程度の値」、将来は変更になるかもしれないと明記しているように、きわめて、少ないデータからの指針値の算出であり、世代に渡って現れる環境ホルモンのたぐいの被害は、現在は以前ほど問題視されていないが、将来、問題となる物質になりうる可能性があります。また、化学物質感受性は人によって異なり、有害物質を処理可能な量も人によって異なることが通説となっています。従って、普段から化学物質にさらされる機会が多いほどシックハウス症候群の被害に合いやすいことが推定されます。

■ホルムアル デヒド
【使用されている建材】 合板,壁紙,建材用接着剤,壁紙の接着剤
【人体への影響(毒性・症状)】 発ガン性,発ガン促進作用,アトピー,ぜん息,アレルギー
0.08ppm

■トルエン
施工用接着剤、 塗料溶剤、ワックス溶剤
発ガン性,頭痛,めまい,吐き気,目・鼻・喉への刺激、吐き気、中枢神経系傷害,皮膚炎
0.07ppm

■キシレン
塗料の溶剤
発ガン性,頭痛,めまい,吐き気,目・鼻・喉への刺激、吐き気、中枢神経系傷害,皮膚炎
0.20ppm

■パラジクロロベンゼン
防虫剤、トイレ用消臭剤、芳香剤 防ダニ・防虫剤、消臭剤など
眼・鼻・のどの刺激、咽頭痛、悪心、嘔吐、肝・腎機能低下
0.04ppm

■エチルベンゼン
塗料用溶剤、接着剤、ワックス
眼、皮膚、気道の刺激、中枢神経への影響
0.88ppm

■スチレン
Pタイル、発砲スチロール、プラスチック
眼、皮膚、気道の刺激、喘息
0.05ppm

■クロルピリホス *平成15年の改正建築法で使用禁止
シロアリ駆除剤,タタミの防ダニ剤,合板の防虫剤
発ガン性,麻酔作用、急性毒性,頭痛,全身倦怠感,発汗、下痢、筋萎縮、視力低下,神経毒性
0.007ppb

■フタル酸ジ-n-ブチル
壁紙の可塑剤,塗料
発ガン性,ホルモン異常,生殖異常,中枢神経系傷害,胃腸障害、細胞毒性、下痢、嘔吐
0.02ppm

■テトラデカン
塗料等の溶剤、灯油は主要な発生源となりうる
肝臓障害
0.04ppm

■フタル酸ジ-2-エチルヘキシル
壁紙の可塑剤,塗料
発ガン性,ホルモン異常,生殖異常,中枢神経系傷害,胃腸障害、細胞毒性、下痢、嘔吐
7.6ppb
*可塑剤は、樹脂の柔軟性を得るために使用される物質で、特に壁紙等の塩化ビニル製品に多く使用される。

■ダイアジノン
殺虫剤成分
発ガン性,麻酔作用、急性毒性,頭痛,全身倦怠感,発汗、下痢、筋萎縮、視力低下,神経毒性
0.02ppb

■アセトアルデヒド
接着剤や防腐剤
鼻腔嗅覚上皮に影響,染色体異常,発がん性,麻酔作用、意識混濁、気管支炎、肺浮腫等
0.03ppm

■フェノブカルブ
殺虫剤,防蟻剤
活性阻害をはじめとする各種異常,倦怠感、頭痛、めまい、悪心、嘔吐、腹痛など
3.8ppb

*防腐剤・防かび剤 有機塩素化合物
この薬剤は高温多湿な我が国においてはいろいろな製品や原料に最も多く使われている。最も厄介な問題は、メーカーから物質名が明らかにされていない場合が多いことです。

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